わたし、って。~摂食障害に助けられて

初めてブログを書いてみることにしました。わたしって、どんな人間なのか記録を残して今の幸せを改めて感じられればいいな、と思います。

摂食障害という檻からの脱獄。③

もうすぐ結婚式…
この時は拒食にならないように
過食にならないように、
何とかドレスが普通に着れるように。
という事に神経がいっていて、
それしか考えていませんでした。

前日が台風で飛行機が⁉️という心配も
ありましたが、
無事にグアムに到着!
翌日が結婚式だった為、
この日はお互いの家族と最後に過ごそう、と
バラバラに楽しみました。
両親も海外にはほとんど行った事がなかったので
楽しんでくれて嬉しかったです。
次の日を考えみんな早めに寝ました💤

当日は天気があまり良くなく
記念の写真はどれも雲っていますが、
綺麗な海辺で家族だけで結婚式があげられ
大満足でした。
一時は死ぬしかないかも、と思っていたのに
ここまでこれて本当に嬉しかったです。

まさか、この日からまたわたしの戦いが
始まるなんて…

正直、ここに書くのもお恥ずかしいのですが。
夜になり、普通
新婚初夜って。。ですよね?
でもまたそんな雰囲気にもならないので、
わたしから一緒にお風呂に入ろう‼️と。
こういう事が苦手なわたしにしては
すごく頑張ったんです。
しかし。
普通に一緒にお風呂に入って話して…
そのまま寝ました💤
しかも、わたしは広いベッドで
夫は隣のソファーで寝ました。
慣れないベッドだと寝れないんだそうです。
5日間ずっと別々に寝ました。

一人旅から帰ってきてやり直す時にも
確認したのですが、
結婚式の話を進める前にももう一度
夫には
『別に焦らなくてもいいけど、本当にずっと何もないままじゃないよね?』と。
その時にも夫は『それはないよ』と言ったんです。

もうわたしはこれ以上言うのも無理だったし
結婚もしてしまいました。
わたしはまた得意の逃げることを選び
何でもないふりをしてしまっていました。

帰国してからも
もちろん何もなく一緒のベッドに寝るだけ💤

わたしは気づいたら朝、
夫が出勤してからスーパーに行き
両手に持てないくらい食料を買い、
昼に2時間かけて胃に詰め込み
夕方まで吐き続けていました。
今まで食べたくても
食べれなかった高カロリーなものや、
とりあえず満腹感は全く感じられなかったので
手当たり次第に詰め込みました。
どうせ吐くので何でもOKです💧

拒食の時と違うのは
何でも食べれるという事と、
誰かとランチをしても
すぐに帰ってきてからまた詰め込み吐くので
ある程度自由な気がして
自分がおかしいのは分かってるのに
止めたくない、というか
止めなくてもいい、と思っていました。
全部は吐ききれないので、
体重もそんなに減ることも増えることもなく、
周りにも何も言われませんでした。

でも、たまにものすごく虚しくなるんです。
結婚してもう子どもも諦めていたので
夫が小さい時から飼ってみたかったというので
子犬も飼って可愛いがっているのに、
スーパーに駆け込み、胃に詰め込み、吐く間は
ワンちゃんも全く無視でした。
スーパーに行く前にワンちゃんの散歩をし、
夜吐き終わると疲れてワンちゃんと寝てました。

結果的に、
この状態が2年近く続きました。
わたしが
‘これはマズイ’と思ったのは
自分のおかしな行動ではなく、
夫に全て任されていた生活費、貯金の残高が
ほとんど無くなってしまったからでした。