わたし、って。~摂食障害に助けられて

初めてブログを書いてみることにしました。わたしって、どんな人間なのか記録を残して今の幸せを改めて感じられればいいな、と思います。

摂食障害という檻からの脱獄。①

自分から逃げたくて言い出した
韓国旅行…
しかも、
結婚したらもう二度と長期は無理だから、
と一人で2週間も。
行く日に空港までのリムジンバス乗り場まで
送ってくれた母に
『止めようかな。。』と言うくらい
本当に怖かったです。
母は『行っておいで』。
この母の決断は
いま結果的にわたしが良くなったので
何とも言えませんが、
わたしは仮に娘が同じ立場になったら
言える自信はないし、
経験したわたしからみると言えません。
すごいな、と思います。

前置きが長くなりましたが。。
とりあえず、
この時は太る、痩せる、という事よりも
‘必ず3食食べる’という言葉に
縛られていました。

しかし
食べる時間になったから何が食べたい、
お腹が減った、
という感覚は全くないので、
食べるものを選ぶ事ができず
これが恐怖なんです。
なので、事前に昔行ったお店や
食べたかったお店など調べておいて、
2週間分いつ何をどこで食べるか
計画してありました。

全て計画通りにいくわけもなく…
行く予定だった店が潰れていた時には
本当に何を食べて良いのか分からずに
2時間街をさ迷い、
前の日に食べたお店で食べて
泊まっていたゲストハウスで泣きました。

朝も昼も夜も
ごはんを食べるために
起きて、歩いて、電車に乗って、寝て。

空腹感も満腹感も全くないんです。
だいたい食べる時間、
だいたい食べる量はこれくらい、
でも食べたからまだ恐怖もあり
一日中歩き回ります。

1週間経つ前にクタクタになり、
泣きながら母に電話して
『どうしても今日は夕飯を食べたくない』と
泣きついた事もありました。
今思うと、
母もとてもツラかったんだろうな、と思います。

この旅行では向こうの知り合いに
本当に本当に助けられました。
友達に紹介されたゲストハウスでは
わたしが細すぎて心配だったらしく
仕事終わりに必ず夕飯に誘ってくれたり、
わたしがすることが決まっていないと言うと
これから実家に帰るから
一緒にご飯食べに行こう⤴️と
連れていってくれたり。
後半はほとんど、
この方たちにお世話になりました。

後半で泊まったゲストハウスは
夜はバーもやっていた為、
夕飯を食べた後に
ゲストハウスに泊まりに来た人達と
お酒を飲みながら
またおつまみを食べたり。
本当に本当に久しぶりに
何も考えずに楽しく食べれたのは
この時が最初だったと思います。

しかし!
そんな簡単に治せる病気では
ありませんでした。。
この旅行の最終日には
あちこちで買い漁ったパンやケーキやお菓子を
夜中に食べまくっていました。